コロナパニックと キャリア教育
『キャリア教育 フォー ビギナーズ』#10

corona-panic キャリア教育のお勉強

引き続き 藤田晃之 著『キャリア教育 フォー ビギナーズ』を読んでの学び #10

直接、この本に書いてあることではないのだけど
ちょうど読んでいた箇所と、今現在(2020/3/1)の社会情勢がリンクしたので
思ったことを書いてみたい

ちょっと、批判的な事を書くかもしれないけど

トイレットペーパー買い占め騒動

2020年3月1日現在
新型コロナウイルス(COVID-19)が、猛威を奮っている

マスクの買い占めに続き
トイレットペーパーの買い占めが始まった

マスクは、確かに モノがないので、分からなくはない

でも、
トイレットペーパーに関しては
「中国から原料が入ってこないから品薄になる」と言うのは
全くのデマである

このデマ情報も、出回った初期において、買い占めに走る人がいたのは
まぁ 理解できなくはない

けど、それから数日経って
「あれはデマだ」という情報が出てきても
まだなお、買い占めようとしている人がいる

こうなっては、もう その人の資質の問題

「21世紀型スキル」の欠如

ここでようやく本の内容とリンクする話になるのだけど

国際団体「ATC21s」が掲示した「21世紀型スキル」と言うのがあり
次の4領域が示されている(その内訳として、10スキルある)

・考えるための方法
  創造力とイノベーション
  根拠に基づく多角的な思考・問題解決・意思決定
  学び方の学習・メタ認知
・働く上で必要なツール
  情報リテラシ
  ICTに関するリテラシー
・働くための方法
  コミュニケーション
  コラボレーション(チームワーク)
・世界で生きていくための方法
  地域社会及び国際社会における市民性
  人生とキャリア形成
  個人と社会における責任

トイレットペーパーの買い占めに関しては
少なくとも次の3つのスキルが欠けている

・考えるための方法(根拠に基づく多角的な思考)
・働く上で必要なツール(情報リテラシー)
・世界で生きていくための方法(地域社会及び国際社会における市民性)

この様に
今の社会に必要とされているスキルが欠如している人が、無駄に買い占めを行い
本当に必要な人の元に、商品が届かない

本当に社会的な大問題である

改めて思う キャリア教育の必要性

昔は、こういうのは「家庭教育」の範疇だったと思う

だけど、今買い占めをしている大人たちが
その「家庭教育」をする立場である

今、僕も中学1年生の親だけど
僕らの世代は、「モンスターペアレント」だったり
今回の買い占めをする人がいたりする

つまり
今の子供の親の世代が、資質を問われている という状態だ

だから「家庭教育」も十分になされていないだろう
というのは、想像に難くない

そんな現状だからそこ
学校を中心として、しっかりとしたキャリア教育を行うことが大事なのだと思う

そして、学校の先生に全てを押し付けるのではなく
僕ら キャリア教育コーディネーターも含め、外部人材をどんどん活用してほしい

学校を中心とした社会で、しっかりキャリア教育を行っていきたい
と、今回の騒動を見て、思った次第である

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