引き続き 藤田晃之 著『キャリア教育 フォー ビギナーズ』を読んでの学び #02
前回、キャリア教育の始まりについて書いたが
草創期のキャリア教育は「フリーター・ニート対策」という側面も有り
多くの人がその様に認識していた とのこと。
この部分を読みながら
「フリーターと ニートって、どう違うの?」と思ったので
今回は、そこを調べていこうと思う。(Wikipadiaを中心に)
フリーターとは
まず、「フリーター」という用語には厳密な定義が存在しないと言うこと。
その前提を理解した上で
「平成15年版労働経済の分析」(厚生労働省)における定義を見てみる。
そこには、この様に書かれている。
進学や正社員としての就職をせず、働かない、あるいは「パート」や「アルバイト」として働く10~20歳台を中心としたいわゆるフリーターが増加していることがある
そのことから、
若年層(15~34歳)の「パート・アルバイト及びその希望者」を「フリーター」と定義することがあるとのこと。
ちなみに
「フリーター」とは和製の造語で、「フリーランス・アルバイター」の略らしい。
ニートとは
ニートとは
日本語にすると「若年無業者」。 と言われても、意味がわからない。
英語では「Not in Education, Employment or Training」→NEETであり、
読んで字のごとくである。
就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない人
つまり、働く意思すらない状態の人 ということになる。
まとめると
それぞれ、確定された定義はなく、その時々で、微妙に意味がかわるようだが
ここでの僕の理解としては
「フリーターはパート・アルバイトで働いている人。ニートは働く意思のない状態の人」
と捉えておこう。
若者とは
もう一つ、この文脈でよく出てくる言葉「若者」
これは、概ね15歳から34歳を指すようだ。
若者の現状は改善している
ニートにしても、フリーターにしても
定義上、若者を指す言葉だ。
その中でも、15~24歳に限ってみると、その数は減少傾向にある。
そして、かつて15~24歳の範囲に入っていた、
現在25~34歳の年代の方が、ニート・フリーター共にその数が多い。
したがって、現在ニート・フリーター問題というのは
かつてより、上の年代がその問題の中心となっている。
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