ホランド理論
『キャリア教育 フォー ビギナーズ』#07

ホランド理論 キャリア教育のお勉強

引き続き 藤田晃之 著『キャリア教育 フォー ビギナーズ』を読んでの学び #07

ようやく来ました。
このブログを書こうと思ったキッカケの、なんとか理論

こういう、知らない理論を勉強したい。そして、それを書き残そう
これが、このブログを書き始めた理由

と、言うことで
今回は、ホランド理論(職業興味検査)の話

ホランド理論とは

アメリカの心理学者ホランドは

「人間は、自分の持っている技能や能力が生かされ、価値観や態度を表すことができ、自分の納得できる役割を引き受けさせてくれるような環境を求める」

と言う前提に立ち、個々人のパーソナリティと その人を取り巻く環境の双方を
6つのタイプに区分して捉えた。

この理論を元にして行われる、職業興味検査は
いくつかの設問を回答して、その人の、興味を持ちやすい分野を分析していくもの

その6つの分野とは
 R:現実的(Realistic)
 I:研究的(Investigative)
 A:芸術的(Artistic)
 S:社会的(Social)
 E:企業的(Enterprising)
 C:慣習的(Conventional)

ホランド理論の注意点

この分析の結果は
「その時点での、職業的な興味の傾向」を示すものであるということ。

つまり
この結果が「その人に向いている仕事の分野」を表しているのではない

また、この診断は、元々はアメリカでの職業・就業の枠組みを前提としているので
日本向けにアレンジされしているとは言え、そこを考慮する必要がある。

日本ならではの、就職・就社 問題

上に書いた、「日本向けにアレンジされているとは言え・・・」の部分
ここに、大きく関わってくるのが、就職と就社の微妙な違い

アメリカでは就職であり、自分が行うジョブ(職種)は、明確である。

一方で、日本は就社と言えるような状態が多く
1つの会社でも、配属先によって職種(ジョブ)が大きく変わる。
更に、色々な部署を異動することにより、その都度ジョブが変わったりもする。

色々な部署・仕事を経験することの良い点も多々あるが
それが本人が望んだ仕事なのか? という面では、合わないこともあるだろう。

だから、自分の興味のある分野の会社に入社したところで
自分の興味のある仕事に就けるとは限らない・途中で変えれらてしまう
ということが起こりうるのだ。

これが、早期退職の一因にもなっているのだろう。

時々によって変わっていく興味分野

職業興味検査の結果は「その時点での、職業的な興味の傾向」を表すものである。

従って、人が成長・発達したり、環境が変わったりすると
当然 この結果も変わることがある。

だから、 職業興味検査の結果は
「今自分は、この分野に興味を持ちやすいのだなぁ。じゃ、この分野の仕事について調べて見よう」
くらいの受け取り方でいいのかな と思う。

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