勉強と仕事のつながりを見せるのがコーディネーターの役目
『キャリア教育 フォー ビギナーズ』#08

勉強と仕事をつなぐ役目 キャリア教育のお勉強

引き続き 藤田晃之 著『キャリア教育 フォー ビギナーズ』を読んでの学び #08

日本の学生の学習意欲は、とても低い

TIMSSやPISA(2012)における意識調査によれば、
日本の中学生・高校生の学習意欲は、世界でも最底辺層をさまよっている
そうかと思えば、TIMSSもPISAも成績は世界のトップレベルなのだ

「こんな勉強は、将来には役に立たない。でも、高校・大学受験には必要」という思いで、必死に勉強をしているのだ

当の生徒だけでなく、親も先生も、周りの大人の殆どが、勉強のゴールを大学入試と思ってはいないだろうか?

OECD「国際成人力調査(PIAAC 2012)」の調査を元に
日本の成人の生涯学習率は先進国で最低」とも言われている。

キングコングの西野亮廣が言っていた
この国は、24歳で勉強をやめてしまう国だ」と

勉強と仕事のつながりを見せるのがキャリア教育コーディネーターの役目

「その勉強は、将来 役に立つんだよ」という事を、ちゃんと教えてあげるのが大人の役目ではないだろうか。

僕が協力している、職業体験プログラム Jobstudy.jp では
講師の企業に、
「ただ仕事を体験させるだけではなく、
今の勉強・学校生活が その仕事にどう結びつくのかを伝えてください」
と、お願いしている。

生徒達が「こんなの 何の役に立つの?」と思っている
数学の知識が、建物を作る時や 公園の設計をする時に使われていること
理科の実験で行っている事が、産業廃棄物の分別に使われていること
そんな事を、体験と共に伝えるようにしている。

ちゃんと勉強と仕事は繋がっていることを知ってもらい
それが、学習意欲につながるように導いていく。

そうやって、勉強と仕事のつながりを見せてあげること
それが、キャリア教育コーディネーターの役目だと思う。

そのためには、
企業に、その意義をしっかり理解してもらう必要があるし
それが伝わるように、授業を設計していかないといけない。

これは、授業計画を企業に丸投げしていたのでは、なかなか達成できない
そこに、キャリア教育コーディネーターが、しっかりと関わることで
より良く、より多く、生徒達に伝えることができる。

「学習意欲が低い」と言われている日本
それを改善するキッカケを、色々と作っていきたいな

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