「ふりかえり」に関する、コペルニクス的転回

ふりかえりに関する、コペルニクス的転回 キャリア教育のお勉強

日本ビジネス実務学会 にお邪魔して

福岡女子大学・和栗百恵先生の
「“ふりかえり”の質が、体験学習の効果を高め、人生を切り拓く力を育む」
という、講演を聞いてきた。

教育に関わるようになって
「リフレクションが大事」という事は、度々 耳にしていた。

まぁ、そりゃ ふりかえりは大事でしょう”とは、思っていた
と言うか、それくらいの認識しかしていなかった。

だけど
今日の講演を聞いて、かなり認識が変わった。

正しい認識ができているのかは、まだ 分からないけど
とにかく、今までとは 全く違い捉え方をするようになった。

今までの認識

今日の講演の中でも出てきたが
「ふりかえり = 感想」ではないですよ、と

僕の認識も、おおかた似たようなもので
「ふりかえり = 思い出し・反省」というくらいの認識だった。

噛み合わない「ふりかえり」

だから、和栗先生の話を聞いていても、色々なところで違和感を感じた。
要は、僕のイメージしている「ふりかえり」と、先生が言っている「ふりかえり」が違うのだ

文脈が全然 合わない
特に、「???」と思ったのが、和栗先生が言った次の言葉

「人は ただ話を聞いてもらって、寄り添ってもらいたい時もある。
でも、今から ふりかえりをするよ

文脈が、全く分からなかった。
「なぜ、この文脈で “ふりかえり”が出てくる?」と

でも、「この文脈さえ理解できれば、先生の話が理解できるのだろう」と思い
この文脈での“ふりかえり”の意味を考えながら、話を聞き続けた

“ふりかえり” とは “リフレクション”

そういう意識で話を聞いていると、ハッ と思った瞬間が訪れた

“ふりかえり”の英語が “フレクション”なのではなく
“リフレクション”の和訳が “ふりかえり”なのだと。

つまり、元々 僕がもっていた“ふりかえり”のイメージが、“リフレクション”なのではなく
“リフレクション”が元々持つ意味が “ふりかえり”なのだと

“リフレクション”とは、反射や反映を表す言葉

と、言うことは ここで使われている“ふりかえり”も、反射や反映なのだと

確かに先生のスライドでも
ふりかえりの説明で「映し出し」という言葉が使われていた。

なるほど
相手の考えていること、感じていることを、対話により引き出すこと
その人自身を、映し出してあげること」 それが、ふりかえり = リフレクション なのか!

コペルニクス的転回

まさに、コペルニクス的転回だ
“ふりかえり” と “リフレクション”を結ぶ矢印の向きが逆転した

まぁ、
もちろん はじめから分かっている人には「何を 馬鹿なことを」と思うだろうけど
僕にとっては、とてつもなく大きな学びとなった

この文脈での“ふりかえり”を意識しながら、
今後も、子ども達に関わっていくようにしよう

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